ライフサポートカフェ:21世紀のがん治療を考える

 

≪テーマ≫

「がんでは死なせない-最先端の免疫治療とは-」

講師:阿部博幸(医学博士、国際個別化医療学会理事長)

日時:2015年12月15日

 

前回10月セミナーと基本的にほぼ同じ内容であった。

 

新たな情報は次のとおり

 

<メモ>

 

◎最先端のがん免疫治療

免疫チェックポイント阻害剤(ニボルマブ)の副作用

アベクリニックの患者では

・皮膚のかゆみ、頭痛があった。

一般には間質性肺炎が挙げられている。

 

◎ABeVax治療のメリット

多価樹状細胞ワクチンを注射で打つ場所が重要。血管ではなく

腋の下や足の付け根にあるリンパ節を狙って皮内注射する。

キラーT細胞を増やす必要があるが、

ワクチンでヘルパーT細胞が増殖しキラーT細胞も増殖する。

 

がん幹細胞は叩かないと(攻撃・死滅させないと)再発する

免疫治療で攻撃できる。

このことは動物実験で証明済。(慶応大学、大阪大学が実施。)

マスメディアに取り上げられている。

 

1.日経新聞2008年10月27日。

がんの転移や再発を防ぐため、がん細胞のなかでも特にたちが悪い「がん幹細胞」を、

免疫療法で退治する基礎研究で成果がでてきた。・・・・

慶応大学は、脳腫瘍のがん幹細胞を半減させる細胞実験に成功。大阪大学も動物実験で延命効果を確認。

 

2.NewsWeek日本語版2012年3月7日:がん治療新時代

記事内容は不明。

 

◎実績効果

(有効率:クリニックでの治療実績、末期がん患者(がん難民)の場合)

前立腺がん:55%

肺がん:68.2%(患者22人)

大腸がん:59.4%(患者32人)

すい臓がん:42.9%(患者42人):完治3例あり。など

 

◎がんサポーティブケア

基礎体力が重要:食餌、睡眠、気力

 

◎早期発見の重要性

・ステージⅠなら80%が5年生存するが、

・ステージⅣなら20%しか5年生存しない。

 

<Q&Aセッション>

主なもの

 

○国は免疫治療に投資していない。

 

免疫治療でもがん細胞は耐性を発揮する。

⇒がんペプチドを多く使うこと(多価化)で対応。

 

○がん抑制遺伝子と免疫治療:

メチル化するとがんが増殖するが免疫治療で抑えられる。

 

○アルブミンと治療:標準は4.5~5.0だが、3.0あれば治療可能。

 

以上

 

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Dec15_2015_九段塾