日時:2015年9月20日

九段生涯健康塾セミナー

-これからのがん治療、人生を支えるがん治療-

 

テーマ:「がん治療の進歩-最近の話題について」

講師:笹田 亜麻子(医学博士、アベ・腫瘍内科クリニック院長)

 

テーマ:「後悔しないがん治療の選択-

新しい多価樹状細胞ワクチンとは」

講師:阿部博幸(医学博士、九段クリニック理事長)

 

<メモ>

 

■がん治療の進歩 最新の話題

・標準治療と云われるものに変化なし。:手術、化学療法、放射線

・しかしそれぞれに進化している。

 

手術では、患者の負担が少なくなる手術が可能になる。

ロボットによる腹控鏡手術がある。

 

放射線治療では、正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを除去する治療が可能になる。

トモセラピー:360度から放射線照射する治療。

ガンマナイフ:ピンポイントで強い放射線を当てる治療。

サイバーナイフ:人工知能を利用し、呼吸の動きに合わせて照射可能。

陽子線治療、重粒子線(炭素イオン)治療。

中性子利用のホウ素中性子捕捉療法(BNCT)。

 

化学療法

造血幹細胞移植:がん細胞だけを標的にした治療

免疫力を上げ、がんのガードを攻撃する療法として

抗CTLA-4抗体、抗PB-1抗体がある。

 

・どこで治療が受けられるかは、次の本で紹介されている。

「がんで死なない治療選択 アポトーシスの秘密」 阿部博幸

 

・総じて、標準治療の最新動向として次の治療が可能になった。

患者の負担が少なく免疫力を維持、向上させる治療

健康な細胞を傷つけずにがん細胞だけを対象にした治療

 

■免疫治療としての樹状細胞ワクチン療法の最新動向

・従来の第4世代の樹状細胞ワクチン療法が進化し、
第5世代のハイブリッド免疫細胞療法となった。
以前に比べて患者負担が軽減され、ワクチン製造が効率的にできるようになった。

 

・2014年7月11日特許取得

単球製造及び樹状細胞ワクチン製造について

 

・多価樹状細胞ワクチン療法

がん抗原(がんの目印)の多様性に対応するため、
複数(3価以上が適当)の抗原に対応したワクチンで治療。
対応するがん抗原の数が多いほど効き目がある。

 

・有効率

肺がん:68.2%

大腸がん:59.4%

すい臓がん:42.9%

など

 

・今は標準治療が主流だが、
『5年以内に免疫治療ががん治療の主流になる。』と確信している。(阿部先生)

 

なお、上記メモのPDFファイル版参照は下記リンクをクリックください。

Sept20_2015_九段塾