ワインにはポリフェノールなど
健康にいいものが多く含まれているという。
赤?白?どちらが健康にいい?
どのブドウ品種にいい成分が多い?
以下は、
山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授のお話。
■ワインの健康効果
1.動脈硬化を防ぐ
2.認知症予防になる
3.寿命が伸びる人がいる
4.その他効果:①ピロリ菌を殺菌。②血流がよくなる。
■赤ワインのポリフェノールは量が豊富、白ワインの数倍!
・赤ワインの方が白ワインよりも
ポリフェノールが多く含まれる。
・特にカベルネ・ソーヴィニヨンに
ポリフェノールが多く含まれる。
■ポリフェノールのアントシアニン効果とは
・ポリフェノールに中でもアントシアニン
(赤ワインの色素になっている成分)とその重合体が
活性酸素を消去する能力が高い。つまり
・赤ワインは活性酸素を取り除く効果が高い。
・ストレスや激しい運動から発生する
活性酸素によるコレステロールの
酸化を防ぎ、動脈硬化を防ぐ。
・熟成を重ねたワインの方が、抗酸化作用が高くなります。
■ポリフェノールのレスベラトロールの効果とは
・認知症、アルツハイマーに効果がある。
・寿命を延ばす働きがあるとされる
サーチュイン遺伝子を活性化する場合がある。
・赤ワインの中では、ピノ・ノワールに
レスベラトロールは多く含まれている。
■赤ワインは、さまざまな面から健康にいい影響を及ぼす。
ただし、健康にいいからといって飲み過ぎは厳禁。
ワインを楽しむには1回の飲酒で
グラス2杯程度が適量。
佐藤充克(さとう・みちかつ)さん
農学博士。
山梨大学ワイン科学研究センター・客員教授
赤ワインのポリフェノールを研究。
ワイン及びポリフェノールに関する論文多数。
出典:日経Gooday
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/080500051/083100004/?waad=abLZtgAl