繋がりのない人は、そうでない人に比べて寿命が短い。
孤立は、健康や命に大きく関わってくることが
分かってきています。
スポーツの会には、運動を増やすという役割以外にも、
人と繋がる機会になるという役割によって
健康に良い影響をもたらす可能性がある。
がん経験者のコミュニティを運営するものとして
次のような心強いご見解を見つけました。
ご紹介します。
■人との繋がりがない人は、ある人よりも寿命が短い
病院で治療するだけでは、健康になれない。
人間は社会的な動物だから、
人に認められるとか、人のために生きるとか、
そういったところが、奥底では健康を保つモチベーションに
なっていたりする。
社会疫学の研究によれば
繋がりのない人は、そうでない人に比べて寿命が短い
という論文がたくさんある。
人との繋がりと健康リスクとの関連を調べた2010年の研究によると、
「孤立」はたばこに匹敵するくらいの健康リスクがあると
されたそうです。
孤立は、生活や生きがい、ストレスなどのプロセスの中で、
最終的に健康、命に大きく関わってくることが
だいぶ分かってきているのです。
■運動は独りよりもみんなでする方がいい
孤立は健康面から見ると危険なのです。
孤立している人、家や仕事がなくて
社会での役割が感じられない人ほど
不健康になりやすいということを示す研究はたくさんあります。
運動疫学の専門家によれば、つぎのような
興味深い研究があります。
高齢者で、スポーツをやる時、
スポーツの会に属している人と
そうでない人について追跡調査した結果、
スポーツの会に入らないで独りで運動している人と、
スポーツの会に入っているけどあまり運動しない人、
では後者の人たちの方が健康で長生きしているとわかったのです。
これは、スポーツの会には、運動を増やすという役割以外にも、
人と繋がる機会になるという役割によって
健康に良い影響をもたらす可能性があることを示す面白い研究です。
コミュニティーに属して、
人と出会って繋がりが生まれ、
楽しみや役割が生じる。
そういったことが、やりがいや生きがいに繋がっていって、
元気で生活できるということが考えられる。
上述のことは
ある大手病院の患者会に参加してきたり、
さきもりの会の運営で
そうではないかと考えていたこと。
それを専門家に裏書していただいたようなするものです。
独りで病に悩んでいないで、仲間になっていると
元気で生活できるきっかけが得られることは事実だったのです。
さきもりの会は
参加に交通費や時間がかかる「対面交流」だけではなく
スマホやパソコンでネットを利用した交流が自宅からできます。
遠慮なくお問合せください。
くわしくはさきもりの会開催案内(定期的に公開予定)をご覧(こちら)ください。
参考:日経Gooday
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/16/021000005/021700013/?waad=abLZtgAl
コメント