わずかな量の血液検査で7つものがんリスクが判定できるのはすごい。640×レーダーチャート
がん発見率が高いとの実績報告。

どんな検査法なのか?

 

 

簡便な方法で一度に多くのがんリスクを調べられ、
しかも早期がんを見つけられる。

 

がんの発見率は、全国の人間ドック平均より高いとの報告も。

 

費用は2万5000円程度で、導入する医療機関が増えている。

2011年から人間ドックなどに導入されて以来、
2016年3月末までに約15万人が検査を受けている。

 

アミノインデックスがんリスクスクリーニング
AICS=AminoIndex Cancer Screening)」と呼ばれる検査

(以後、アミノインデックス検査)。

 

がんになると血中のアミノ酸バランスが変化する。

血液中のアミノ酸濃度は、
健康な人では常に一定に保たれるようにコントロールされているが、
がんになるとそのバランスが崩れてしまう。

 

この変化を捉えることで、がんにかかっているリスクを判定するのが
アミノインデックス検査。

 

血中のアミノ酸バランスは、がんの種類によって特有の変化を示す。

 

例えば、肺がんの場合や胃がんは下図のようなバランスになる。

 

図 健康な人とがんの人の血中アミノ酸バランスの違い

アミノインデックス例

 

(出典:Miyagi Y, Yamakado M. et al. PLoS One. 2011;6:e24143.

 

アミノインデックス検査では、
こういったがん特有のパターンと比較することで、
がんにかかっているリスクがどのくらいあるかを判定する。

 

大勢の健常人と各がん患者の血中アミノ酸濃度を
コンピューター解析することで、『正常』と『がん』との区別が可能になった。
わずか5mLの採血で判定ができる。

 

 

出典:日経Gooday

http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/16/050200004/042400017/?waad=abLZtgAl