夏は暑いので戸外での運動が不足しがちになってよくないとぼんやり思っていた。
その心配に応える記事を見つけました。共有します。

時間があって原文を参照されたいかたは最下部にあるURLリンクをご覧ください。

お忙しい方で短時間に要点を把握されたい方は
まとめましたので以下をごご覧ください。

健康院クリニック(東京都中央区)の細井孝之副院長のお話です。

運動しないとどうなるか

運動の習慣がない人はほぼ年1%ずつ筋肉が落ちていく。

運動しないと筋肉が減るだけでなく、
関節も硬くなるし、骨密度も下がっていく。

運動は筋肉の減少を抑え、肥満を防ぐだけではない。

筋肉に刺激を与えると男性ホルモンの分泌が高まる。

また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、
がん、認知症など、多くの発症リスクを下げる
ことが確認されている。

筋肉不足で転倒して骨折し、
そのまま寝たきり状態になってしまう高齢者も多い。

 放っておくと減ってしまう
筋肉の減少を抑えるには、“運動”するしかない

運動はどれくらいすればいいか?

あえて特別な運動をしなくても、「歩く」だけでもいい。

かつて
「有酸素運動は30分以上続けないと意味がない」
などと言われた。

しかし、筋肉に刺激を与えるという点で考えれば
そんなことはない。

最近のスポーツ医学では、
「運動は少しだけでも効果がある」ことが明らかになっている。

 2013年
厚生労働省によれば(2013年)
成人男性の1日の目標歩数を「9000歩」としている。

これは有酸素運動のウオーキング(早歩き)ではなく、
日常的な歩行だ。

2013年に行われた
「平成25年国民健康・栄養調査」によると、
30~50代男性の1日の平均歩数は8025歩だった

そうなので

目標歩数の9000歩まではあと1000歩。

つまり、時間にして「あと10分」だけ歩けばいい計算になる。

「平成25年国民健康・栄養調査」より引用

http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100003/080100039/thumb_500_c.jpg

筋トレや本格的な有酸素運動を続けるのは大変だが、
「10分の散歩」ならできそうですね。

今まで運動の習慣がなかった人は、
まずここから始めてみてはどうだろう。

 

細井孝之さん
健康院クリニック(東京都中央区) 副院長

予防医療研究所所長。日本骨粗鬆症学会理事。

参考:
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100003/080100039/?waad=abLZtgAl