魚の脂をとると血液中の脂肪が減るのは不思議な気がする。
魚の脂とはいえ、脂肪の仲間。なのに、どうしてこのような働きがあるのだろう?


目次
1.魚の脂はからだにいい!
2.なぜいいのか?
3.中性脂肪が減るメカニズム
4.魚を見直そう

 

1.魚の脂はからだにいい!

からだにいいこととは、

⑴心臓病予防

⑵動脈硬化予防

⑶うつ病予防の可能性

⑷アルツハイマー予防の可能性

⑸食べ過ぎ予防
動物実験では、脳の視床下部に働いて食べ過ぎを抑える作用がある。

 

2.なぜいいか?

魚の脂にはオメガ3脂肪酸を多く含まれているから。

オメガ3脂肪酸は

⑴血管をしなやかにする。

⑵LDL(悪玉)コレステロールを減らす。

⑶中性脂肪を減らす。

 

3.中性脂肪が減るメカニズム

正確なメカニズムは分かっていないので、推測として
例えば、
オメガ3脂肪酸には血管をしなやかにして、拡張させる作用がある。

血管が拡張して血流が良くなると、血液中の中性脂肪がエネルギーとして全身にスムーズに運ばれ有効に活用されやすくなる。このため、血中の中性脂肪の数値が下がるというものがあります。

 

4.魚を見直そう

こんなに体にいいオメガ3脂肪酸の摂取量が現代人は減っている。
理由は魚を食べなくなったこと。

20世紀までの日本人は肉よりも魚をたくさん食べる民族だったが、
今世紀に入ってから食事の洋風化に伴ってか、
魚と肉の摂取量が逆転し、その差は年々広がっている。

確かに高齢者のタンパク質補給、エネルギー補給に肉食を勧められることがある。
しかし魚もタンパク質やエネルギー補給だけではなく、
上記のようなからだにいいこと満載なことをお忘れなく。要はバランスの良い食事に心掛けることが大切ですね。

 

 

参考:日経Gooday

http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100018/121400045/?waad=abLZtgAl